オスプレー(OSPREY)vs グレゴリー(GREGORY)
適当なサイズのバックパックを持っていなかったので、今回新たに購入することに。
バックパック選びを間違えたら巡礼中ずっと辛い思いをすることになるので、真剣です。
荷物は頑張って7キロくらいにする予定ですが、色々調べた結果30〜40Lのサイズが良さそうなのでそのラインで探すことに。(本当は30L以下で収まるくらいの荷物量の方が軽くて良いのでしょうが、私には無理そうなので・・・。)
こういう時は詳しい人に聞くのが一番!ということで、石井スポーツさんへ。
詳しそうな店員さんを見つけて質問攻め、めちゃくちゃ色々教えてもらえました。目ぼしいものを決めたら後からネットで買おう〜と思ってたのですが、店員さんが良い人すぎたので、その場で購入してきちゃいました。店員さんによってこうも購買意欲が変わるものなのですね。
今回の使用用途を説明し相談した結果、オスプレーのシラス36とグレゴリーのアンバー34の2択に。さてはて、どちらが良いものか。優柔不断な私はなかなか決められません。何度も交互に背負っては、「決められない〜」と悩みまくります。帽子まで借りてかぶって店内ウロウロ試し歩き。嫌な顔をせず付き合ってくれた店員さんに感謝です。7キロの重しも何度も入れ替えてくれました。本当にありがとうございます。
店員さんから「どちらもよくて決められない場合は、比較する項目をいくつか作って点数化していき、総合的に点数の良い方を選んだら良い。」とアドバイスをもらいました。例えば、価格・重さ・デザイン(カラー)・ポケットなど機能面、など。そして何より一番大切なのは背負った時の自分の感覚を信じる、というもの。人によって体型は違うし背負った時の感覚もそれぞれだから、フィットする感覚がありしっくり来る方=楽に感じる方を選んだら良いとのこと。
悩んだ結果、私はオスプレーのシラス36に決めました。(ちなみにウィメンズモデルがシラスで、メンズモデルはストラトスだそうです。男女でモデルが別れているとは知りませんでした。)
シラスを選んだポイントはこちら↓
- 本体と背中の間に隙間があり通気性に優れている点
- 収納部分が上下で2つに分かれている点(アンバーは1つ)
- レインカバーが付属されている点(アンバーの方が本体価格は安いけど、レインカバーを追加購入したら結局一緒くらいの費用がかかる)
- 背面長が簡単に調整できる点(これはアンバーも同じ)
- 入り口が大きく開く点(細長い作りだけど入り口が大きく開くので出し入れしやすそう)
- 7キロの重しを入れて歩いた時の感覚(私はシラスの方が軽く感じた)
結局最後のポイントが一番の決め手でした。シラスは腰で支えている感覚、アンバーは肩で支えている感覚というのでしょうか。総重量はアンバーの方が軽いはずなのに、シラスの方がほんの少し軽く感じました。長い間背負っているとそのわずかな感覚の差が大きく影響してくるそうです。
最後まで悩んだ点は、シラスの方が縦に長く、首の後ろにザックが当たる感覚が強い点。ザックが邪魔をして真上は向けない感じです。店員さんいわく、崖を登るような登山の際は首の動きの邪魔になるけど、前を向いて歩くのであればそこまで邪魔にならないはず、とのこと。帽子のつばが当たってガサゴソ音がするのも気になるなぁと思ったけど、つばが当たってしまうのはシラスもアンバーも同じでした。首が当たるけど、首を置ける(立ったまま枕代わり)と前向きに捉えたら、それはそれでむしろ良い点に感じてきました。
ちなみに。バックパックは少しずつ縦長なデザインに変わっていっているそうです。子供をおんぶすることを想像したとき、しっかり背中にくっついて、ズレ落ちずに背負いあげる方が楽なのと一緒だそう。いかに楽に背負えるかが考えられたデザインなんですね。その理論からすると、シラスは背中に隙間があり荷物が背中にぴったりくっついてはいないので、遠心力で荷物に振られるような感覚になってしまうこともあるそう。私はその点は気にならず、むしろアンバーより軽く感じたので私の身体にはシラスの方が合っていたようです。
バックパックの正しい装着方法も教えてもらい、大満足のお買い物となりました。