2025年6月2日(月)
- 天気:曇り
- 歩行距離:24.8㎞
- ルート:ポルトマリン→パラス・デ・レイ
天使の梯子
5:45起床。準備をして6:30に出発。

ゆるやかな丘を登って行く途中、徐々に空が明るくなり、ぽっかりと空いた雲の隙間から光が差し込んできました。

「天使の梯子」です。とても美しくて、思わず足を止めてしばらく見入ってしまいました。

気温急降下|ガリシアらしい気候へ
サリア以前の暑さは一体どこへ?!ずっと30℃近くあった気温が、ここにきて一気に低下し昨日から15℃前後に。木陰が続く上に曇り空で太陽があたらないため、体感温度はもっと低く感じます。

朝ごはん|トマトトースト&ドーナツ
途中のバルで朝ごはん休憩。この旅で大好物になったトマトトーストを注文。それからあまりにも美味しそうだったのでドーナツも注文。ふわふわモチモチの巨大ドーナツ。朝からこんなに食べるなんて、自分でも驚きです。

バルで席を探していると一人の女性と目があいました。昨晩隣のベッドだった女性です。ベッドサイドで挨拶しかしていなかったけど、向こうも顔を覚えていてくれました。「ここ空いてるよ、座って!」と自分の前の席に呼んでくれました。座った途端に、「パタゴニアに行ったことがある?」と聞いてきました。最初はなんのことかと思ったけど、私のジャケットの”Patagonia”の文字をみて聞いてきたとわかりました。「行ったことはないけどこのブランドが好きで着てるよ!」と答えると、「私はチリから来たの!パタゴニアはチリだよ〜。」とのこと。なるほど、チリ出身者から見たら”Patagonia”はブランド名ではなく地域の名前ですもんね。彼女はサリアからスタートし、一人で歩いているそうです。一緒にコーヒーを飲んでいる女性がいたのでグループで歩いているのかと思ったけど、彼女たちとは道中知り合いになったそう。同世代の女子ひとり旅、親近感が湧きます。朝食を食べ終えた彼女たちは、「先に行くね、ブエンカミーノ!」と3人で出発していきました。
静かな巡礼路|ガリシアの風景を歩く
時刻は9時、私も休憩を終えて歩き再開です。バルを出る前に現在の気温を確認すると12℃(最高18最低11)でした。暑い暑いと言ってた日が懐かしい。

ほとんど人と話さず、静かに自分のペースで歩き続けます。


途中で小さなチャペルがあったので寄ってみました。中に入ると目の不自由な方が座っていて、クレデンシャルにスタンプを押してくれました。

いろんな場所で十字架を目にします。

民家や農家の横を通り抜けて進みます。

日本語発見!

急に石だらけの細い道を通ったり。

畑の横を通ったり。

小さな町を通り抜けたり。

黙々と歩き続けます。

再び木の下コース。

飽きることなく歩けるルートです。
途中、少し独特なにおい(おそらく肥料)が漂うエリアもありました。

ガリシアらしい雰囲気|曇り空の魅力
途中のバルでオレンジジュース休憩をはさみながら進みます。
このあたりの風景は、晴天よりも曇り空の方がしっくりくる気がします。しっとりとした空気と木々に包まれた景色は、ガリシア地方の巡礼路らしい落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。静けさと美しさ。このなんとも言えない雰囲気がとても印象的でした。

きれいに整備された道に変わってきました。次の町に到着しそうです。

Palas de Rei到着
13時にパラス・デ・レイに到着です。
今日のルートはアップダウンが少なく、気温も低めだったので、比較的楽に歩くことができました。20㎞を越えても余力があり、まだまだ歩けそうな気分のまま到着しました。体も歩き慣れてきた感じがします。
アルベルゲのチェックインは13:30からだったので中に入って待機。時間になり受付をすませ、荷物を置いてからランチのため町散策へ出発。事前に調べていたお店へ向かいます。
イカ料理とビール
お目当てのお店がこちら「Pulpería A Nosa Terra」。混んでいたけど丁度カウンターが1席空いたので座れました。

プルペリア(タコ専門店)ですが、タコは明日メリデで食べるつもりです。ここではイカを食べようと決めていました。他の人が食べているお皿を見て、あれは何?と店員さんにメニューを尋ねて注文。イカのグリル、アリオリソース、フライドポテト添えがやってきました。

この小さなイカのグリルを”chipirones a la plancha” というそうです。ビールもグラスがしっかり冷やされていて、これまた美味しい。ビールとイカが合う。永遠に食べられそうな味でした。

もっと頼みたいメニューがあったけど、一人なので複数メニュー頼めないのが残念。美味しくて気分がよくなり、デザートにケーキとコーヒーも注文。ガリシアの伝統菓子「タルタ・デ・サンティアゴ」。こちらもとっても美味しく大満足でした。

買い出しと休息
食後にグルッと町を回って宿へ戻ります。途中で教会を見つけたけど中には入れませんでした。

夕食は軽めにサラダの予定でしたが、スーパーに寄るとサラダの棚だけ空っぽ。皆考えることは同じなんでしょう。明日は到着したらまずはスーパーで買い出しをしようと心に決め、サラダの代わりにヨーグルトグラノーラとトマトを買って宿へ戻りました。
シャワーと洗濯を済ませます。洗濯物は外に干す場所がなく、洗い場と同じ地下のスペースで乾かします。これは乾かないパターンだな…と覚悟しながら、できるだけギュッと絞って干しました。
ベッドでゴロゴロ休憩をしてからキッチンに行くと、料理をしている若い女性と年配の女性がいました。ニュージーランドから来たという若い女性は、鍋でお米を炊いていました。「お米持ち歩くの重くない?!」と聞いたら、「スーパーで売ってる少量のお米を買ってるからそんなに重くないよ」とのこと。少量だとしてもお米を持ち歩いて自炊しようと思うことがえらすぎる。もうひとりのカリフォルニアから来たという女性は自分で作った野菜と豆のスープを食べていて、「ひとりで食べきれないくらい作ったから後は2人で食べて〜。」とシェアしてくれました。冷えた体に温かいスープが染み渡り、その優しさに心までホッとする時間になりました。ごちそうさまでした!

(内訳)
- バックパックサービス:4
- コーヒー・トマトトースト・ドーナツ:5.5
- オレンジジュース:2.5
- いか・ビール・ケーキ・コーヒー:21.1
- スーパー:5
- 宿:17

