【4日目】ひとつめの大都市Pamplonaへ

スペイン巡礼

2025年5月6日(火) 天気:小雨→晴れ

歩いた距離:20.4㎞

愉快な道間違い

5:45起床。

ルームメイトは皆早起きで、ほとんど同じタイミングに起床。全員起きたのを確認して誰かが部屋の電気をつけてくれました。明るいと準備がしやすい!

外は小雨だったので雨装備で出発。

歩きだしてすぐ、宿にトレッキングポールを忘れたことに気がつき、そそくさと戻る。すぐに気がついてよかった〜。

今度こそ本当に出発です!昨日渡った街の入り口の橋を再び渡り、矢印の指す方向へと進みます。

どこかで朝ごはん休憩をとりたかったけど、小さな村ばかりで開いているBARがない。MIXナッツと水で小休憩。

途中、私の前を歩いていた男性が進む方向に迷っているようで立ち止まっていました。

(男性が左を差して)「こっちだと思う?」(私)「う〜ん、わからない。たぶん?」(男性)「よし、こっちへ行ってみよう!ほら、あっちにはNO CAMINOって書いてるしね!」

ということで2人で道っぽい小道(草多め)へ進む。

「カミーノのサインはないけど、ほら、この足跡がサインさ!」と地面に残る誰かの足跡を見つけて陽気におしゃべりする男性。

ところが、どんどん細くなる道。「これ以上進めないよ〜」とストップし、結局Uターン。元の道に戻って周辺をみると、少し先にカミーノのサインを発見。「あはは、もっとよく見ないとダメだね!あの足跡は僕たちと同じように迷った人の足跡だったね!」と明るいマルセロ。道間違いも楽しい時間となりました。

そんなこんなで無事に正しいルートに戻って歩き続行。

陽気な男性はブラジル人のマルセロ。1日目にバックパックのフロントベルトが切れてしまったそうで、背負いにくそうにしていました。巨大なバックパックで、荷物が重たすぎたようです。またねと言って先に進みます。

ひたすら山道を歩いていきます。木陰が多いため雨がやんでも地面が乾かず基本ドロドロ。石畳の坂道は濡れていてツルっとすべりそうです。

川沿いの道を進みます。途中で大きな木が倒れていたので皆かがんでくぐっていました。

しばらく歩いてから街の片隅で休憩しているとマルセロがやってきました。彼と一緒に歩いている男性に見覚えがあるなと思っていたら、昨日のルームメイトでした。昨日は部屋にほとんどいなかったのでしゃべらなかったけど、彼もブラジル人で、しゃべってみるととても優しい穏やかな男性でした。

しばらく進むと車道にでました。しばらくは車道沿いを歩きます。

小さな街を通り抜けながら、山道を進みます。

人ひとりが通れるような小道が多く、この道で合っているのかと不安になることもしばしば。前後に歩いている人を見つけると安心できました。

油断していたら急な階段が目の前に。なかなかハード!でも景色は最高です。

 

屋根にワンちゃん。

 

ついに大きな街がみえてきた!

山を抜け、トリニティ橋を渡ると一気に都会にでました。パンプローナの手前にあるビリャバに到着です。

一気に都会

人も車もたくさん。ここでようやくBARもでてきたのでお昼休憩。炭酸オレンジジュースとサンドイッチを注文。サンドイッチは魚としし唐のマリネ?的な。マヨネーズたっぷり。なかなか味が濃かったけど疲れた身体には美味しかったです。

休憩を終え、パンプローナまでもうひと歩き。ここから残り3キロは街中を歩きます。いたるところにわかりやすいサインが。ここでもマルセロに遭遇。膝を痛めてしまったらしく、これ以上歩けないとタクシーを探していました。

パンプローナ到着

城壁がみえてきました。無事にパンフローナに到着です。

13時に宿に到着。チェックインに並んでいるとまたまたマルセロが!まさかの同じ宿でした。タクシーで先に到着し、無事に薬局で薬を購入、荷物を軽くするために小さめのバックパックもゲットしたそう。膝がよくなりますように。

今夜の宿は日本のカプセルホテル風なベッド。バックパックは部屋に持ち込めないスタイル。各ベッドにコンセント電源、電気、カーテンがついていてプライベートが確保されているのでありがたいです。キッチンコーナーにはフリーの飲み物とクッキーがありました。

荷物を整理してまずはシャワー。微風だけどドライヤーもついていました。そしてこのシャワーブースで初の日本人に遭遇!久しぶりに日本語を話せて嬉しくなりました。

洗濯をしてから、クールダウンを兼ねて街の散策へ。

まずはパンプローナ大聖堂を見学。巡礼者は入場料が割引になります。

旧市街をぐるっと散策。

闘牛場は外観だけ見学。

寒くなってきたのでスーパーマーケットで水とバナナを買ってから宿に戻ると、ジギとアンに再会!たくさん宿がある中で同じ宿になるなんて嬉しい。2人と夜ご飯を一緒に食べようと約束し、待ち合わせ時間まではお昼寝タイム。

夜ご飯は、宿で出会った日本人のユウコさんも一緒に4人でパエリアを食べにいきました。ひとり1パエリア。なかなかの量!

ジギとアンと、それぞれオリソンの後どう過ごしてきたかを報告し合い、楽しい夕食タイムとなりました。そして今夜はなんとジギがおごってくれました。感謝。

 

今日の費用 37.25ユーロ

(内訳)

  • サンドイッチと炭酸オレンジ:4.4
  • 水2本:0.6
  • バナナ:0.25
  • パンプローナ教会:3
  • 宿:29