出発前に不安だったナンキン虫(トコジラミ)問題
出発前に恐れていたことのひとつが、「ナンキン虫(南京虫/トコジラミ/ベッドバグ)」でした。
最近は日本でも話題になっているナンキン虫。以前からその存在は知っていましたが、ここ数年でヨーロッパでも被害が増加しているとニュースで見かけ、戦々恐々としていました。
日々多くの人が出入りするアルベルゲ。
噛まれると眠れないほどの強い痒みに襲われるとも言われるナンキン虫に、もしアルベルゲのベッドで噛まれたらどうしようと不安になり、万が一に備えて強めの虫刺され薬も持参していました。
ナンキン虫を避けるために選んだ時期
歩く時期を決めた理由のひとつにも、ナンキン虫があります。
夏がピークと聞いていたため、流行する前の季節である冬明けに行く方が安全そうだと考えました。なんとなく、秋も夏の名残で被害がありそうだと想像していたのです。
実際の被害は?【体験談】
しかし、私の心配をよそに、結果として一度もナンキン虫に遭遇することなく過ごすことができました。周囲でも刺されたという人には一人も出会いませんでした。ナンキン虫だけでなく、ダニの被害もありませんでした。
私は基本的に、シーツの上に自分の寝袋を使って寝ていました。備え付けの毛布や枕は使用せず、足元にまとめて置き、足の疲れを癒すためにも足を少し高くして寝るようにしていました。周りの人は毛布や枕を使っていましたが、特にトラブルはなさそうで、清潔面や快適さにも問題は感じませんでした。
アルベルゲで行われていたナンキン虫対策
おそらく季節的に、まだナンキン虫が本格的に流行する前だったのだと思います。
加えて、各アルベルゲも、ナンキン虫が出ると口コミで評価が下がるため、かなり対策を徹底しているように感じました。日々の消毒や掃除の時間も、しっかりと確保されている印象でした。
例えば、多くのアルベルゲでは、靴をシューズボックスに入れ、ベッドルームに持ち込まないルールがありました。また、バックパックも床に直接置くのではなく、ベッドごとにロッカーが備え付けられているアルベルゲが多かったです。

徹底しているアルベルゲでは、靴だけでなくバックパックの持ち込みを禁止していることもありました。ベッドルームとフロアが分かれていて荷物の出し入れが少々面倒でしたが、清潔面では確かに安心できます。ナンキン虫は外で付着して持ち込まれることが多いため、とにかく侵入を防ごうという工夫ですね。
さらに、アルベルゲのベッドには布製ではなくビニール素材のマットレスが使われていることが多く、その上に使い捨てシーツを敷くスタイルが一般的でした。シーツは無料の場合もあれば有料の場合もあります。到着後に各自でシーツをかけ、出発時には剥がして捨てる仕組みです。枕用の使い捨てカバーも用意されていました。リユースシーツが配られる場合もありましたが、パリッと綺麗に洗濯されていたため、清潔に利用できました。

これからアルベルゲに泊まる人へ|ナンキン虫対策のポイント
今回の経験から、ナンキン虫が心配な方に向けて、特に大切だと感じたポイントをまとめます。
まず、時期選びは重要です。ナンキン虫は夏に被害が増えやすいため、可能であれば流行前の季節を選ぶことで、リスクを下げられると感じました。
次に、寝袋を持参すること。備え付けの寝具を使わず、自分の寝袋で寝ることで、精神的にもかなり安心できます。私はシーツの上に寝袋を敷いて寝ていました。
また、荷物管理も大切なポイントです。バックパックや靴は床に直接置かず、ロッカーや指定の場所を利用することで、ナンキン虫の持ち込みリスクを減らせます。アルベルゲ側のルールには、多少不便でもきちんと従うのがおすすめです。
さらに、アルベルゲ選びも重要です。私は評価や口コミを参考に、数ユーロ高くなっても雰囲気がよく快適に過ごせそうなアルベルゲを予約しました。寄付制や低価格の公営アルベルゲから、ワンベッドルームも備えた少し料金が高めの私営アルベルゲまで、価格帯も様々です。自身の予算や希望に応じて、無理のない範囲で選ぶと良いと思います。
ナンキン虫の話を聞くと不安になりますが、実際には多くのアルベルゲが対策を徹底しており、必要以上に怖がる必要はないとも感じました。基本的な対策を意識していれば、過度に心配せず宿泊できると思います。
まとめ|ナンキン虫被害なく過ごせて一安心
なにはともあれ、恐れていたナンキン虫被害に遭うことなく過ごすことができ、ホッと一安心でした。


