【5日目】ペルトン峠を越えて(〜Puente la Reina)

スペイン巡礼

2025年5月7日(水) 天気:晴天

歩いた距離:24㎞

いざペルトン峠へ!

5:45起床。

荷物を準備し、キッチンでクッキー2枚とコーヒーを飲んでから出発。今日は楽しみにしていたペルトン峠を通過する日。爽やかな晴天で、気持ちの良い1日になりそうです。

街の出口まで、昨日も歩いた旧市街の中を通って進みます。

旧市街を出てからは矢印に従って割と平坦な道を進みます。カミーノの壁画アートもありました。

巡礼中に町でよく見かけて羨ましいなぁと思ったのがドッグラン。こんな広い公園(障害物やゴミ箱も設置)がたくさんあってワンちゃんたちは幸せだろうな。

そして気がつくと麦畑ゾーンに。

たまに足場の悪いゾーンもありました。

遠くの方に風車がたくさん見えてきました。峠が近づいてきた感じがします。

ここからペルトン峠までは、なかなか急な坂を登り続けます。一歩一歩、前に進みます。

途中でバナナ休憩をしていると、オリソンで一緒だった台湾人のエミリーに再会。

エミリーと一緒に歩いていたのは同じく台湾人のサニー。全員同世代だとわかり話も弾みます。3人で話しながら坂を登り、途中にあった木陰にあるベンチで小休憩。側でなんだか楽しそうな女性が写真を撮っていました。彼女はメキシコ人のアイーダさん、とにかく元気いっぱいで、エネルギーに満ち溢れていました。エミリーとサニーはここで軽く食事休憩をとるということなので、一旦お別れし私は先へ進みます。

しばらく登ると小さな町に出ました。

生搾りオレンジジュースでエネルギーチャージ。(ついでにトイレも借りました。)

その後も坂を登り続けます。少し進んでは立ち止まって呼吸を整え、絶景を見渡してからまた歩き出す、その繰り返しです。

そして!ついに!ペルトン峠に到着!

ここでは皆、記念撮影タイム。

写真を撮り終え、誰か知り合いが登ってこないかなぁとしばらく休憩していると、昨日のお昼にバルで話したフランス人ご夫婦と再会。旦那さんはリヤカーで2人分の荷物をひいて登ってきました。こんな狭い道どうやって登ってきたんですか?!と聞いたら、「こうやって片輪をあげて、後は腕のパワーと、ここ(頭を差して)を使ったらいいのさ!」と教えてくれました。奥さんはお花を見ながら楽しんで歩いているそう。素敵なご夫婦だなぁ。思い出に、ご夫婦(もちろんカートも)との記念写真を、一人で歩いていた中国人のビーンホンに撮ってもらいました。(大きな一眼レフカメラを持って歩いている彼には、その後も何度か遭遇しました。)

峠を越えるとここからは一気に下り坂です。お花をみながらゆっくり下ります。

ゴロゴロ石だらけの道をくだりきると、今度は麦畑、菜の花畑、豆畑ゾーンに。

何の畑だろう〜?と観察しながら進んでいきます。

しばらく歩くとウテルガに到着。ここで休憩を取るか迷ったけど、お腹もへってきたのでランチ休憩。

 

こういう景色が可愛くてたまらない!

休憩を終えて、再出発。

気がつくと前後に人がおらず、鳥の声と風の音と自分の足音しかしない時間が。ハチや蝶々に囲まれながら畑の中を歩いていきました。

しばらく歩き、今日の目的地についたかも?!と思ったらまだ一つ前の町でした。そんなこんなで小さな町を通過。

町の出口にあったオブジェの中で写真を撮りたいけど人がいない!しばらく待って、後ろから歩いてきたご夫婦に写真を撮ってもらいました。こういう時、一人歩きだと不便です。

プエンテ・ラ・レイナ到着

14時すぎに今度こそ本日の目的地プエンテ・ラ・レイナに到着。

予約していた宿にチェックインし、シャワーを浴びてから街の散策へ。

まずは有名な橋を見学。

狭い路地がたくさんある、かわいい町でした。

教会も見学。

ピルグリノメニューのあるレストランをチェックし、夕食に訪れるレストランに目星をつけてから水を買いにスーパーへ。ビタミン不足な気分だったのでトマトとオレンジを購入。ついでに(?)ビールも買ってかえり、宿の食堂でリラックスタイム。今日の宿にはテラスもあったけど、暑そうだったので部屋の中で一人時間を過ごします。皆とにかく太陽の下へ出たがるけど、もう十分に太陽の中を歩いてきたし、私には暑すぎるのです。

部屋に戻ると、なんと、隣のベッド上下がコナーとフィビーでした。再会を喜び、隣のベッドになったことを笑う私たち。さらに、エミリーとサニー、さらにさらに、スティーブも同じ宿でした。

夕食の時間になったので、目星をつけていたレストランへ。

中に入ると、スティーブがいたので同席させてもらいました。同じテーブルにはオランダ人のヤンさん。挨拶をすると、ヤンさんは偶然にも今日のルームメイトでした。ヤンさんは歩く以外にも、自転車やセーリングを趣味でしてきたそう。すごいなぁ。3人で食事をいただき、色々な話をして楽しかった!

食事を終え、スティーブともう一度スーパーへ。スーパーでコナー&フィビーに会ったので、皆で一緒に歩いて宿に戻りました。スティーブがヨーグルト(4個パック)を半分(2個)くれたのでデザートに食べようと食堂に行くと、自炊ごはん中のエミリーが。今度はエミリーがゆで卵を2個くれました。サニーが大量にゆで卵を作ったから〜とのこと。明日の食料にとありがたく頂戴しました。

 

今日の費用 41.96ユーロ

(内訳)

  • オレンジジュース:2.3
  • トルティーヤとオレンジジュース:6
  • 水・ビール・トマト・オレンジ:2.66
  • 夜メニュー:13
  • 宿:18