【35日目】地の果て・フィステーラ岬へ|大西洋に沈む夕日と巡礼の終わり(〜Fisterra)

スペイン巡礼

2025年6月6日(金)

  • 天気:晴れ
  • バス移動
  • ルート:サンティアゴ・デ・コンポステーラ→フィステーラ

サンティアゴからフィステーラ岬へ|バス移動で巡礼の最終地へ

巡礼の締めくくりとして、多くの巡礼者が目指す場所「フィステーラ岬」。
サンティアゴからバスでフィステーラへ向かい、“地の果て”と呼ばれる岬へ行って来ました。

バス移動を選んだ理由

サンティアゴから徒歩だと約3日。歩き続ける人と、私のようにバスを選ぶ人に分かれます。私はスケジュールの都合もありバス移動を選択。いつかまた巡礼旅をする際には、フィステーラ・ムシア、ともに徒歩でむかいたいです。

サンティアゴからは、フィステーラ+ムシアを巡る「日帰りツアー」も出ています。私はフィステーラで一泊する予定だったので、ツアーではなく個人でのバス移動を選択。一泊することに決めた理由は、旅の終わりに、大西洋に沈む夕日をどうしても見たかったからです。

バスチケットは事前購入がおすすめ

バスチケットはWEBで往復分を事前購入しました。当日満席になることもあると聞いていたため、2日前に購入。おかげで希望する時間帯に移動できたので、正解でした。

出発の朝

6:30起床。

出発準備をしてから朝ごはんを食べに食堂へ。食堂へあがるエレベータが分からず迷っていたら、ロビーにいたおじさまが一緒に行ってくれました。7:15オープンの食堂に一番乗り。この旅で初めてのバイキング形式の朝食にテンションがあがりました。

その結果、どう考えても取りすぎた。満腹。

8時に宿を出発。バスは9時発で時間に余裕がありましたが、バスターミナルが宿から遠かったので、念のため早めに向かいました。

静かな朝の町をテクテクと歩き、8:30に無事にバスターミナルに到着。大きなバスターミナルでした。

フィステーラ行きバス旅|約2時間半の道のり

バスは定刻通り出発。満席で自由席でしたが、窓際をゲット。隣はイタリア人のアンジュロおじいさま。家族旅行で日帰りでフィステーラへ行くそうです。たくさん話しかけてくれましたが、英語ができないということで、スマホの翻訳機能を使っての会話。私はというと、大量の朝ごはん+荒い運転で完全にバス酔い。アンジュロさんには申し訳ないけど、酔うから文字は読めないと伝え、眠ることに。

このバス、直通かと思いきや、途中で何度も停車する便でした。人の乗り降りも多く、定刻より20分遅れて目的地フィステーラに到着。約2時間半のバス旅でした。

フィステーラ到着|海の町の空気

バスを降りてアンジュロさんに挨拶をしていると、かわいい女の子がやってきました。アンジュロさんのお孫さんでした。英語ができるお孫さんに、「僕が言うことを彼女へ通訳して!」と必死にお願いをするアンジュロさん。「おじいちゃんがあなたと電話番号を交換したいと言ってるの。」とのこと。「いつローマにくる?ローマに遊びにきたら絶対に連絡して、素敵なお店へ案内するよ!」という、いかにもイタリア人らしい楽しいやりとりをしてからお別れ。

まだお昼前だったので、町を散策しながら岬を目指して歩き始めました。ここは海の町。いままでずっと内陸を歩いてきたので、海のある景色が新鮮です。

徒歩で岬へ

町から岬までは往復約6km。楽勝です。

海沿いの道を登り、岬に到着しました。

早速、岬の先端へ向かいます。

地の果て|巡礼の終着点

ここが、「地の果て(=フィステーラ)」と呼ばれる場所。サンティアゴ巡礼の最終目的地とされている岬です。本当はムシアにも行きたかったけど、今回はスケジュールの都合もあり断念。

多くの人が岩場で思い思いの時間を過ごしていました。

かつては巡礼を終えた人がフィステーラで服や靴など持ち物を燃やす習慣があったそうです。今は燃やしてはいけませんが、使い古した靴が静かに置かれていました。

これ以上歩みを進めることのできない広い海を眺め、「本当にこの巡礼旅が終わったんだ」という気持ちがこみ上げてきました。

 

曇り空で、少し霧もかかっていましたが、雨じゃなくてよかった。少しずつ青空も見えてきたし、このまま晴れて夕日が見えるといいなぁ。

巡礼仲間との再会

0.00km標識で記念撮影をし、さてどうしようかなと思っていたら、スティーブに遭遇!二階建てバスだったからか、同じバスなはずなのに姿が見えないなぁと思っていたら、ここで再会できました。ふたりでもう一度、0.00km標識で記念撮影。初日のオリソンで出会ったスティーブ。最後にフィステーラで顔を合わせることができて嬉しかった!

スティーブは日帰りなので町に戻るそう。私は岬にあったかわいいバルでお昼休憩。エンパナーダの味はいまいち、でも景色は最高。

なんだか名残惜しくてもう一度散策。

さて、来た道を戻ります。

フィステーラの町歩き|迷路のような路地

良い時間だったのでアルベルゲへ向かい、チェックイン。荷物を置いてから、再び町散策へ。

路地裏で気持ち良さそうにお昼寝している猫たち。

細い通路や階段がたくさん。迷路みたいなかわいい町でした。

海の水もきれい。冷たくて気持ち良い。

少し先にビーチがあったと後で聞き、もう少し歩いてみればよかったと少し後悔。どっちみち泳ぐにはまだ寒かったけど。真夏は気持ち良いだろうなぁ。

広場にはレストランもたくさんありました。

フィステーラ での食事|マテ貝と白ワイン

ユシュアン&サンと連絡をとり、夜に一緒にサンセットを見にいくことに。

ということで早めディナーのため、さきほど散策しながら見つけておいたレストランへ。ずっと気になっていたマテ貝を注文。高いからなかなか手を出せなかったんだけど、せっかくなのでいただくことに。白ワインとパンが合うと言われたので、勧められるがままにいただく。

この貝、めちゃくちゃ美味しかった〜!貝のスープにパンを浸して、あっという間に完食。

デザートに勧められた謎の白いケーキも注文。練乳のような味でした。これまた絶品でペロッと完食。

スーパーに寄ってからアルベルゲへ戻り、シャワーをすませました。

大西洋に沈む夕日|フィステーラ岬のサンセット

19:30に宿を出発し、再び往復6kmの道のりを歩きます。荷物もないので身軽。

途中で教会に立ち寄りました。

だいぶ日が落ちて来たけど、日の入り予定時刻はまだまだ先です。

先に到着したので、岬の岩場に座って二人を待ちます。横に韓国人の男性がいて、少しおしゃべり。彼はポルトからの道を歩いてきたそう。

2人もやってきて、日の入りまでのんびり待機。

岩場の斜面にはヤギがたくさんいました。海に落ちないか心配になるけど、みんな上手に歩き回っていました。

だんだん日が落ちてくると、予想以上の寒さに。なんで短パンできたんだろうと後悔。震えながら日が沈むのを待ちます。

海から虹が。

最後まで皆で眺めた夕日。最高に美しかった!!

巡礼の締めくくりにフィステーラを選んでよかった

それにしても寒すぎた。時刻は22時過ぎ。早歩きで町へ戻ります。

2人と分かれて宿へ。同室のメンバーはもう皆寝ていたので、こっそりベッドに入って就寝しました。

巡礼の終わりに、この町を選んで本当によかった。
フィステーラは、旅を終えるための場所として、これ以上ない場所でした。

 

今日の費用 64.92ユーロ

(内訳)

  • バス代(フィステーラ往復):14.6
  • スタンプ:1
  • エンパナーダ&ビール:8
  • 貝・白ワイン・パン・ケーキ・コーヒー:26.5
  • スーパー:0.82
  • 宿:14