2025年6月4日(水) 天気:雨→晴れ
歩いた距離:28.5㎞
雨具なしでずぶ濡れ
5:45起床。
廊下に出て準備。食堂でヨーグルトを食べてから1階へ。受付にバックパックを置いて出たいのだけど、ドアが開いていない。今回の宿は2棟に分かれていて、受付がある棟と宿泊していた棟が別でした。宿泊していた棟の暗証番号は教えてもらったけど、受付の建物の暗証番号が分からない…。同じく荷物を置きたい女性と2人でトライするも開かない。仕方ない、もうここに置いていくか、きっと見つけてくれるはず!と諦めかけた時、1組の韓国人夫婦がおりてきてました。暗証番号を知ってるよ、といってピピピっとあけてくれました。よかった、無事に荷物を受付の横に置くことができました。6:30出発。
小雨が降る中歩きはじめました。天気予報は曇り。しばらくしたら止むかなと雨具なしでスタート。

しかし雨が止まず、最初に見つけたカフェで朝ごはん休憩。

ツヤツヤおいしそうなパンを注文。パンオレザンだと思ったけど、レーズンだけじゃなくて甘いカラフルなゼリーみたいなものも練りこまれてました。う〜んカロリーたっぷり、元気が出ます!

周りをみると皆ポンチョやレインコートを着ています。曇り予報じゃなくて雨予報だったのかしら。雨脚も弱まってきたので出発。

しばらくするとひとりの男性に話しかけられました。クロアチア人のダヤン。今はイタリアに住んでいるそうです。しばらくすると突然大雨に。二人ともビショビショです。さいこーだね!と笑いながら、ひとまず木の下に避難。彼は雨具をもっていたのでその場で着替えます。そう長引かないだろうと意を決して出発。しばらく歩いていると雨が止んで太陽がでてきました。よかった〜。濡れた服は歩きながら自然乾燥、気づけばすっかり乾いていました。今回彼はポンフェラーダからスタート。昨年もポルトから歩き、自分の誕生日にサンティアゴに到着したそう。抹茶に興味があり道具一式を買ってYouTubeをみながら抹茶をたてたけど苦くなりすぎたんだそう。他にも宗教の話(日本は何が一番多い?)などをしながら一緒に歩きます。「私のような年齢の人は少ない、もっと若いかシニアばかりだ」というので、年齢を尋ねると私の3歳上でした。私の年齢を言うと驚かれ(日本人あるある)、「20代かと思ったよ、だから”私たちのような”じゃなくて”私のような”年齢っていったんだ!」と言われました。同世代だとわかりひと盛り上がり。本当にこの世代で歩いている人が少ないよね、と話しました。

途中で彼はコーヒー休憩をするというのでいったんバイバイ。
残り25kmきった!

雨のせいか道路に大量のカタツムリが出現。踏まないように足元ばかりみていたら気づけば行き止まりに。道を間違えたようです。引き返してルートに戻ります。


後ろにいたはずのダヤンに追いつき(私が道を間違えている間に抜かされたのかも)、再び一緒に歩きます。

O Pedrouzo到着
しばらくするとオ・ペドロウソに到着。彼はこの町に宿泊ということで、ここでお別れです。アルスーアからサンティアゴまでの中間地点なので、この町に宿泊する人が多いのです。私は最終日に歩く距離を減らしたかったので、今日はもう少し進みます。町のバルでコーヒー休憩をしてから再出発します。
20kmきった!

相変わらず木々の中を歩きます。


視界がひらけてきました。


懐っこい猫ちゃん。


道路沿いの道に出ました。

飛行場の横を歩きます。

小さな町を通過。チャペルが開いていたので少しだけ寄り道。

Lavacolla到着
13:30にラバコリャに到着です。

チェックインの前にランチ休憩。町のバルでビールとイカリング。

アルベルゲの近くに14:30に閉まるパン屋さんがあるのに気がつき、駆け込む。アップルパイをゲット。おばぁちゃんが一人でやっているようなお店でとっても美味しそうでした。

よやくアルベルゲにチェックイン。大部屋で、二段ベッド上段でした。スーパーは17時からしか開かないようなので、先にシャワーを浴び、洗濯をして、休憩。
最終日の宿を悩んでいたけど、ここに再び泊まったら空港まで歩いていけそうです。受付で、予約できるか尋ねるとあいていたので予約してもらいました。早朝に空港まで歩いて危なくないか聞くと、全く問題ないとのこと。一本道だし、街灯もあって、たまに歩いている人もいる。タクシーを呼ぶこともできるけど、ここまで歩いてきたあなたたちにとっては楽勝よ、と言われました。
17時前になったのでスーパーへ。周りに夜ご飯を食べられそうなお店もないので、インスタントのミネストローネを購入。小さなスーパー(というか商店)なので、開店と同時に巡礼者だらけになっていました。ここでエレンに再会!サリアから妹が合流し姉妹2人で歩いているそうです。今夜のアルベルゲも同じでした。
宿に戻り、まったり。夕食の準備をしているとエレン姉妹も夕食を作り始めました。ワインとパスタを一緒にどう?と誘ってくれましたが、すでにレンチンしていたし、調べ物(巡礼後のバルセロナ旅行の予約)もしたかったので、今日は一人で食べることに。歩き始めて初レトルト。味は、まぁまぁでした。

明日はいよいよサンティアゴに到着です。明日で終わりだなんて、あまり実感がわきません。ラスト10km、気持ちをこめて歩こうと思います。
(内訳)
- バックパックサービス:4
- コーヒー・パンオレザン:3
- エスプレッソ:1.2
- イカリング・ビール:11.6
- アップルパイ:2
- スーパー:5.85
- 宿:14

