2025年6月3日(火) 天気:晴れ
歩いた距離:29.2㎞
カミーノフレンズと再会
5:45起床。
準備をして1階へ。2〜3人いるのになぜか真っ暗。挨拶をすると、どうやら電気をつける場所が分からない模様。私も探すけどスイッチが見つからない。ということで引き続き暗い中最後の準備を進めました。地下へ洗濯物を取りにいくも、やはり半乾き。仕方ないのでとりあえず袋に詰めて持ち運びます。キッチンでヨーグルトを食べていると、ドイツ人男性がおやつに食べてと甘いパンをシェアしてくれました。6:30出発。

今日は、ジギが少し先の町に泊まっているとのこと、途中で合流してメリデまで一緒に歩く約束をしています。ほんのり霧雨のなか歩きはじめましたが、次第に晴れてきました。
歩いているとよくみる昔ながらの建物。たぶん食糧倉庫的なものかな。

今日も木々の中を歩きます。

小さな町を通過。

自然が作り出す心地よい曲線。

7:45頃にジギのアルベルゲに到着。

待ち合わせ場所を決めていなかったので、ここでよかったのかなと、とりあえずメッセージをしてアルベルゲの前で待機。宿のドアは閉まっているし、おそらく皆出発した後であまり人の気配もしません。しばらく待っているとジギと連絡がとれ、少し先のカフェにいるとのこと。すぐに出発し、カフェへ向かいます。

少し歩くとカフェが見えてきました。テラス席にジギを発見!数日ぶりの再会です!うれしい!コーヒーを飲んで、バナナでエネルキー補給。トイレもすませてジギと出発です。ちなみにここのトイレ、先に使ったジギ情報では、鍵が閉まらないから私が外で見ておくね、入ったらドアの角にめっちゃ大きな蜘蛛がいたけど驚かないでね、とのこと。中に入ると本当にどでかい蜘蛛がこっちを見ていたので、お願いだからそこから動かないでね〜と私も見つめながら超特急で外へ出ました。
ジギとおしゃべりしながら歩きます。「昨日のアルベルゲはどうだった?」「ひとりで歩くのとグループで歩くのやっぱり違うよね」「サリアから少し雰囲気が変わったよね」「曇り続きだとなんだかね〜」「このあたりのにおいがいまいちだね」「ピレネー最高だったよね」とかとか。
60kmきった!

途中にあった古い教会を見学。

橋を渡ったり。

メリデの近くでguardia civilの車を発見!ジギが、彼らはスタンプを持ってるし、記念撮影にも応じてくれるはずだと言って、ワクワクしながら車を訪問。本当にスタンプを押してくれ、喜んで一緒に写真を撮ってくれました。Guardia Civil – Atención al Peregrinoという組織です。やはりサリアからは歩く人も増え、大きな町が近づいているからでしょうか。治安を守っていただいて、感謝です。
この広く整備された道の感じが、町に近づいてきた気配を感じさせるよね、と話しながら進みます。

シーリングスタンプの列を発見。ジギはメリデ泊なので、ここでのんびりスタンプを押してもらってから町に入るわ、とのことで、ここでお別れです。また必ずサンティアゴで会おうと約束し、バイバイ。
メリデまで残り少し、再びひとりで歩きます。

すぐにメリデの町が見えて来ました。

Melide到着
10時過ぎにメリデに到着です。ジギと歩いていたのでここまであっという間でした。メリデはタコ料理で有名です。せっかくなので、あらかじめ調べていたお店【Pulpería A Garnacha】を訪問。

店頭でパフォーマンスをしていました。お皿のサイズによってお値段が変わるようです。この時間からタコ、食べれるかなぁ。ということで、一番小さなサイズのさらに半分の量にしてもらえるなら食べたいんだけど、まだ朝だし私はひとりだし、とお兄さんに交渉。仕方ないな、オッケー、ということで入店。
結果、ちょうど良い量でした!柔らかくて美味しい〜!塩味もきいていて日本人が好きな味です。(アメリカ人のアンはプルポを頼んだけど感触が気持ち悪くて食べられなかったと言っていた。)

お店に入るとシンガポールからきたジョージ&リカがいたので同席させてもらいました。彼らにはこれまでも何度か会って話していましたが、お互いにちゃんと自己紹介したのは初めてでした。このタコはビールが飲みたくなる味だよ〜と言うと、なんで飲まないの?飲んじゃいなよ!とのこと。でもまだ朝だし、まだ歩くから、と我慢。さくっと食べて、バイバイして再出発です。

50kmきった!

前後に人がおらず、静寂の中歩き続けます。木々が美しい。

しばらくすると出店がありました。フルーツカップをひとつ購入。確か1ユーロだったかな?忘れちゃいました。もぐもぐしながら歩き続けます。

小さな町を通過。

どっちやねん、な標識。

後半、坂道が続きます。しかも結構急な登り。


町がみえてきました!ゴールか?!と思ったけど手前の町でした。

川で水遊びをしている人たち。冷たくて気持ち良さそう。かわいい町だったので、ここに泊まってもよかったなぁと思いながらせっせと進みます。

ほとんど到着した気分になってしまったので、ここからが長かった。。再び登り坂。暑い。頑張って前に進みます。
アルスーア手前でついに40kmきった!

Arzúa到着
13:45にアルスーアに到着です。大きな町の予感。

昨日の反省を生かして、まずはスーパーに寄ります。無事にサラダをゲット。夜はサラダにする予定です。アルベルゲへ向かい、チェックイン。部屋は一番乗りで、好きなベッドを選んでいいよと言ってもらえました。ドア近くの下の段をセレクト。とても綺麗な宿で広々していました。

お腹がすいたのでランチのため町へ繰り出します。今日はよく歩いたので、腹ペコです。お肉が食べたい気分だったので、シュラスコが食べられるお店へ。
プルペリアって書いてるけど、口コミによるとお肉も焼いているそう。

ひとりで食べきれる量?と聞くと食べれるというので頼むと、どどーん、すごい量!パン頼まなくよかったなと反省。とっても美味しくて満足、もちろんお腹いっぱいになりました。

もう一度スーパーで買い出し。お店の中をウロウロ、コーナーを曲がったところで出会い頭にスティーブと再会!なんで私たちはいつもこういう場所でばったり会うの!と爆笑。彼はもちろん今夜もひとり部屋に泊まっているそう。うらやましい!サンティアゴ到着が同スケジュールだったので、必ずまた会うね、と言ってお別れ。
ひたすら肉&芋だったので、どうしてもトマトが食べたくなって夜用に購入。

町ブラしながらアルベルゲへ向かいます。宿の近くのアイスクリーム屋さんに寄ってデザートタイム。お腹いっぱいだったけど、甘いものは別腹です。

3フレーバーのカップを注文。人気のフレーバーを聞いて、イチジクジャム入りカッテージチーズ、アボカドwithレモン、もうひとつなんだったかな(たしかサンティアゴケーキ)をセレクト。おいしかった〜!!
部屋に戻ると、韓国人の男の子がひとりやってきました。友人と歩いているけれど、途中で風邪で熱が出たので3日間ホテルに泊まって療養していたそう。ブルゴスからレオンを飛ばして、今は友人と別々に歩いていて、最後に合流するらしい。やっぱり体調崩すことあるよね。そういえばアストルガでも体調崩して連泊してるという人に会いました。私は足のトラブルはあったけど、幸い風邪をひくことはなくここまで歩いてこれたので感謝です。日本のおすすめの場所とか、ジブリ作品のこととかおしゃべり。彼も仕事を辞めて旅をしているらしい。なんだか共感できて嬉しいです。今日はこの部屋に私たちだけかもね、と期待していたら、スペイン人の若い女性2人組がやってきました。それでも広い部屋にたった4人、ラッキーです。
寝る前にキッチンへ行き、冷蔵庫に入れておいたサラダとトマトを食べました。なんだかまだお腹がいっぱいだったけど、野菜摂取!と思ってモグモグ。
この宿はシャワーブースもオシャレで綺麗だったし、受付でドライヤーも借りられたし、洗濯物も庭で日の当たる場所に干せたので、大満足でした。
(内訳)
- バックパックサービス:4
- コーヒー:1.5
- プルポ:6.5
- フルーツ:1(たぶん)
- スーパー: 4.66
- シュラスコ・パン・ビール:14.3
- アイス:5.5(たぶん)
- 宿:17

