【3日目】トリッキーな山道を経てZUBIRIへ

スペイン巡礼

2025年5月5日(月) 天気:雨→晴れ

歩いた距離:18.6㎞

雨装備でスタート

5:30起床。

少しベッドの中で様子を伺うも、ルームメイトは誰も起きなさそうなので暗闇の中荷物を取り出して廊下で準備開始。まだまだ慣れず、準備に時間がかかります。

外はどんより雨模様。今日はやむ気配もないので雨装備で7時に出発。

アルベルゲを出てすぐのBARが朝からあいていたので入ってみる。ちょうどトルティーヤができたところだったので朝ごはんにひとつ注文。初トルティーヤ!なかなかおいしい!

同じタイミングでお店には女性が2人。ひとりはタイ人、もうひとりはイギリス人だったかな…忘れちゃいました。少しだけ会話をして、ブエンカミーノと声をかけ合いそれぞれのペースで出発。

滑らないように気をつけながら歩きます。

街をでてすぐは農場エリア。左右に広がる草原に放牧されている動物たちをみながらのんびり進みます。

それにしても雨で足元がとても悪い。周りの人をみると、私のような上下別のレインコートより、ポンチョを着ている人の方が多かったです。ポンチョが長すぎる人は歩きにくそうでした。

小さな街に到着。まだお店はあいていません。

わかりにくい道にはしっかりとサインが!街を抜けると、長い登り道がみえる〜

足元には水たまりやぬかるみがたくさん。ドボンとはまらないよう、よけながら進みます。

今日は、登る→くだる→街、登る→くだる→街を繰り返しなかがら、小さな街から街へと移動していく感じです。

休憩できるBARがなかなかなかったので、とりあえず小さなスーパーマーケットでバナナを購入。野菜もフルーツもあまり新鮮ではなく、一番傷んでなさそうなバナナをセレクト。店の外で立ったままモグモグ。傷みかけてたけど甘くておいしい!パワーチャージして再出発。歩き出してすぐに広い車道にでる。左右どっちだ?!サインがないなぁと悩んでいると、うしろから何やら叫び声が。何て言っているか聞こえなかったけど、ジェスチャーでそっちじゃないよ!こっちだよ!と呼んでいる様子。危うく道を間違えるところでした。急いで戻ると、「ほら、ここにサインがあるのに!」と教えてくれました。スーパーマーケットを出てすぐの側道にサインがあったのに、バナナを食べていたせいで見逃していました。「気がつかなかった〜ありがとう!」とお礼をいって気を取り直して出発。

その後も登ったりくだったりを繰り返し、あとはひたすら山道をくだるだけというところでフードトラックを発見。そこで何かを食べている男性の顔に見覚えがある。オリソンで一緒だった台湾人のスティーブさんだ!「また会えたね!」と挨拶。私がしんどそうに歩いていたようで、大丈夫かと心配してくれました。大丈夫だけど荷物が重くて肩が痛いんだと訴える私。君にそのバックパックは大きすぎるよと言われました。そうだよね、うすうす気づいてたけど荷物が多すぎたよ。でも仕方ないので頑張って歩く。

トリッキーな山道くだり

ここからズビリまではスティーブと一緒に歩きました。雨も止み、濡れた石の斜面で滑ってこけないように気をつけながら進みます。横に並んで歩けない細い道も多く、縦に並んで順番にくだっていきます。おしゃべりしながら歩くと不思議としんどさ半減、時間が経つのも早い。彼は台湾人だけど今はNZ在住。台湾のこと、NZのこと、日本のこと、言葉の共通点など、いろいろ話しながら歩いていたらあっという間にズビリに到着!

なかなか足場の悪いトリッキーな山道だったけど、アドベンチャー気分で楽しめました。ひとりで黙々と歩いてたら結構辛かったかも?!

スティーブはこのまま次の街まで歩くということなので、ここでお別れ。

ズビリ到着

橋を渡りズビリの中心地へと歩いていきます。ズビリ到着時刻は12:40頃、予約していたアルベルゲを見つけてチェックインの13:00までドアの前で待ちます。13:00ちょうど(いや、ちょっとすぎた頃)に、スタッフの男性がきて鍵をあけてくれました。一番のりでチェックイン!

案内された部屋に入ると、すでに寝ている女性が1人。話を聞くと、体調不良で昨日から寝ていて2泊目だそう。

荷物を置いて、お腹が減ったのでランチのために近くのBARへ。

カウンター付近にはたくさんの人。誰が注文待ちで、誰が会計待ちなのか、よくわからない。しばらく様子をみてたけど、ぐいぐい行かなきゃ買えなさそうだったので割り込んで注文。トルティーヤとサンドイッチが何種類かケースに並んでいたけど、それぞれ何が入っているのか聞いてもよくわからない。見た目でおいしそうなトルティーヤを指差し注文。もちろんビールも注文。トルティーヤにはパンもついてきました。

本日2回目のトルティーヤ、ボリュームたっぷりでおいしい!フォークは突き刺して出てくるのが定番スタイルです。

隣の席にきたフランス人ご夫婦と少しだけ会話。旦那様はフランス語しか分からないそうですが、奥様は最近英語の勉強を始めたそう。何歳になっても新しいことにチャレンジするって素晴らしい!

食事を終え、少し周辺を散策するも、寒くなってきたのでいったん部屋に戻る。スーパーマーケットにも行きたかったけどお昼で閉まってしまったので後で行くことに。

シャワーをあびて、洗濯物をほして、1時間ほどお昼寝。

起きて外にでると青空!わーい!街散策を再開。

夜メニューを提供しているレストラン2つの場所を聞いて、事前にお値段と内容をチェックしに行く。メニューの内容はほぼ同じ。18時から食べることができ(スペインのレストランは巡礼者にとって夜のオープン時間が遅い)、お値段も少し安かったので、少し遠い方のレストランに行こうと目星をつけました。そのままウロウロしていると、フロリダのファミリーとオーストラリア人カップルに続けて遭遇。夜はどこで食べるの?という話になり、どちらも18時に私と同じレストランに行くつもりにしていることがわかりました。皆考えることは一緒だね。また夜に会おうと話していったんお別れ。

スーパーマーケットが開いたので水とMIXナッツを購入。部屋に置いてからレストランへ。

少し早いかな〜と思いながらレストランにつくとフロリダのファミリーもオーストラリア人カップルも既に席についていました。私はカップルのテーブルに混ぜてもらい夕食スタート。15.5ユーロのメニューで、なかなかのボリュームでした。

私は1品目にスープを選択したけど、カップルはふたりともパスタを選択。山盛りパスタが登場し、1品目から多すぎた!とヒーヒーいいながら食べてました。

私より若いふたり。日本のことが好きだと言ってくれ、毎日旅の記録として俳句を一句読んでいるんだと教えてくれました。なんて素敵なカップルなの!3人で食事をしながら今日のハイライト(良かったこと、悪かったこと)を話し合いました。ちなみに彼は、スタート早々に思いっきりぬかるみにはまり、靴から靴下までドロドロになってしまったそう。あまりにドロドロになったので靴を水洗いして干してると言っていました。

食事を終え、彼らのアルベルゲ前でバイバイをして私もアルベルゲに戻る。入り口のドアに今夜は満室の張り紙を発見。予約してなかったら焦っただろうな〜。

ベッドに入り、21時すぎに就寝。

今日は雨で足元が悪かったので、景色を楽しむよりずっと地面を見ていた気がする。

みんな靴がドロドロ!頑張った証拠!

 

今日の費用 47.34ユーロ

(内訳)

  • トルティーヤ:2.5
  • バナナ:0.54
  • トルティーヤとビール:5.5
  • 水とMIXナッツ:4.4
  • 夜メニュー:15.5
  • 宿:18.9