【27日目】小さなアルベルゲでPIZZAナイト(〜La Portela De Valcarce)

スペイン巡礼

2025年5月29日(木) 天気:晴れ

歩いた距離:バス移動23.6㎞+14.1㎞

別れ

5:15起床。今朝早起きしたのはジギを見送るため。早朝の電車に乗るために5:30に宿を出発し、駅へ向かうと聞いていました。1階に降りると出発の準備をしているジギがいました。ここでいったんお別れだけど、サリアからの道中か、サンティアゴで必ずまた会おうと約束して見送りました。

あぁ、寂しい…でも気持ちを切り替えて私も出発の準備をします。今日はバスでビジャフランカ・デル・ビエルソ(Villafranca del Bierzo)まで移動した後に歩く予定です。本当だったら歩いて1日費やす距離ですが、まだ足が本調子でないので、この先に予定している登りに備えて体力温存です。そう、昨日山をくだってきたばかりですが、すぐにまた難関コースがやってくるのです。

フランス人の道で大きな峠越えは3箇所あります。ひとつめが最初のピレネー山脈、ふたつめが先日歩いたイラゴ峠(クルスデフェロ)、そして最後のひとつが明日歩く予定のオ・セブレイロ峠です。今日はその麓の町まで歩く予定です。

バスターミナルへ

7:15発のバスに乗る予定だったので、念のため6:30に宿を出ました。朝の町中を歩いてバスターミナルへ向かいます。

無事にバスターミナルに到着。思っていたより大きくて綺麗なバスステーションでした。マシンがあったのでチケットを購入。1.95ユーロ。やはりバス代は安い。

待合のベンチに女性がひとり。クルスデフェロからの下り道で挨拶をした方でした。連日暑すぎて疲れてしまったので今日はバスに乗るそうです。バス移動の仲間がいてひと安心。しばらくするともう一人女性がやってきました。彼女はポンフェラーダに2泊して、昨日すでにビジャフランカ・デル・ビエルソまでバスで往復し1日観光してきたそうです。今日はビジャフランカ・デル・ビエルソからオ・セブレイロの麓まで歩くそう。大きな町や道路を歩くより山道を歩く方が好きだから、ここはバスで移動して、山の中でゆっくり滞在できるようオ・セブレイロ周辺では小刻みに宿泊しながら進むんだと話していました。ビジャフランカ・デル・ビエルソは見所がたくさんある町のようですが、私は今回は観光せず通過するので残念。

そうこうしているうちにバスがやってきたので乗車。

バスの中から、黙々と歩いている巡礼者たちを見ていたら、あっという間にビジャフランカ・デル・ビエルソに到着しました。1日かけて歩くコースも、バスだとこんなに早いなんて。1日分の新しい出会いや発見を逃したわけだけど、たまにはこういう日があってもいいさ、と言い聞かせます。

歩き始める前に、まずは町の中でコーヒーを飲める場所を探します。バナナも食べてエネルギー補給完了。さぁようやく出発です。

歩きスタート

8時すぎに歩き始めました。ビジャフランカ・デル・ビエルソの町を通過します。

川がありました。橋の上からうしろを振り返ると町全体が見えました。

橋を渡ります。

道路に矢印?!と思ったら光と陰でした。なんでも矢印に見えてしまう…笑

町を抜けると道路沿いの道にでました。ここからはひたすら山の隙間を進んでいきます。

たまにすれ違う人に挨拶をする程度で、誰とも会話せず黙々と進みます。

小さな町を抜けます。人が住んでいるのかしら、というような雰囲気。

少し大きめな町に到着。

といっても看板を通過してからもまだまだ続く道。町はどこ。

やたらと飛んでいる棉みたいなもの。道の端っこにたくさん溜まって真っ白になっていました。

ようやく集落に到着し、早速バルを発見。時刻は10時すぎ。う〜ん、と迷ったけど、まだ休憩する気分ではなかったので通過。少し進むともうひとつバルを発見。ここはまだ開いていない様子。さくっと町を通過し、先へ進みます。

同じような道が続きます。

しばらくすると大きめな道路にでました。

本日の目的地が近づいてきました。

La Portela De Valcarce到着

11時過ぎ、ラ・ポルテラ・デ・バルカルセに到着です。ロバが出迎えてくれました。

今日は歩く距離が短かったのですぐに到着、まだ歩けそうな気分。予約している宿のチェックイン時刻まで、町の入り口にあったバルでお昼休憩を兼ねて時間つぶし。サンドイッチとオレンジジュースを頼んでまったりタイム。

チェックインは14時。早めに行ったら待たせてもらえるかも?と思い13時到着を目指して行くことに。宿はこの町を少しでた辺鄙なところにあるので、とりあえず宿に向かって出発。

町をでて少し道路を歩いたところに宿を発見。まだ13時だけどチェックインできるか尋ねると、快く受け入れてくれました。さらに、「さぁまずは座って、これを飲んで」とウェルカムドリンクにオレンジジュースを出してくれました。忙しいアルベルゲはチェックインが事務的なところも多いけれど、ここはとても親切で巡礼者を気遣ってくれる感じが本当に嬉しかったです。さらに、「あなた荷物は?」とバックパックを持っていない私に気づき心配をしてくれました。トランスポートサービスを利用していることを伝えるも、まだ届いていないそう。もしかして届かなかったら大変だから、担当者にメッセージしてみなさい、と。私が英語で送信するも返信がないと伝えると、英語よりスペイン語がいいかもしれないと、メッセージ作成まで手伝ったくれました。その後無事にドライバーと連絡が取れ、荷物も届きました。

部屋は4人部屋。この宿の受け入れ人数はたったこれだけ。これまでで一番小さなアルベルゲです。この日の予約は私だけで、当日飛び込みでこない限りは1人だそう。好きなベッドを選び、早速シャワーをすませます。外で洗濯をして、アイシング用の氷をいただき、テラスでコーラを飲みながら休憩。この宿は道路に面しているので、テラスにでていると、歩いている巡礼者たちがよく見えます。テラスには休憩中の巡礼者もいました。彼らは宿泊者ではなく先へ進む人たちです。

この宿の看板犬、オレオ。かわいすぎる!!

夕食はオーナーお手製のピザ!キッチンの様子もよく見えます。ピルグリノメニューは似たようなメニューが多く、夕食にピザが食べられるのは久しぶりで嬉しい!

夕食の時間になりました。結局、宿泊者は私1人でしたが(ラッキー!)、夕食だけ食べにきたアメリカ人カップルがいました。彼らはひとつ先の宿に宿泊しているそうです。オーナー夫婦とボランティアの女性、アメリカ人カップルと楽しい夕食タイムが始まりました。ボランティアの女性は、2週間ここでスタッフとして働いたあと、ここから出発して2週間歩く予定だそう。ボランティアの方は巡礼経験者がほとんどなので、まだ歩いたことがなく先にボランティアをしているという人に初めて会いました。

夕食は野菜たっぷりでとってもおいしかった!この旅でベスト5に入る味でした。2種類のサラダに自家製パンとトマトソース、ピザ4種、もちろんワインも。とにかくお腹いっぱい食べて大満足。残ったピザは、明日のお昼用に持って行くといい、とアルミホイルに包んで持たせてくれました。優しい。

夕食が終わり、皆でテラスに出て食後酒タイム。この地方で有名だというお酒3種を飲ませてくれました。これまたおいしい!私的にはハーブのお酒が好みでした。オーナーはバンドマンで音楽好き、アメリカ人カップルの彼も音楽好き。2人がギター弾き語りをしてくれました。

楽しい夜はあっという間です。9時におひらきとなり、おやすみなさいと別れて部屋へ。今夜はぜいたくな部屋の使い方ができました。静かな夜、幸せだ。

 

今日の費用 50.05ユーロ

(内訳)

  • バックパックサービス:6
  • バス代:1.95
  • コーヒー:1.6
  • サンドイッチ・オレンジジュース:6.5
  • コーラ:2.5
  • 宿(夕食込み):31.5