【26日目】石ころだらけの下山道(〜Ponferrada)

スペイン巡礼

2025年5月28日(水) 天気:晴れ

歩いた距離:12.2㎞

ひたすら下山

6:15起床。

朝の支度をすませ、私たちより一足先に出発するマリエさんとジョンを見送ってから、ジギと一緒に7時に宿を出ました。この宿のドア、静かに閉めようとしても大きな音が鳴る。。まだ寝ている人ごめんなさい、と思いながら去りました。

朝の町を抜けて巡礼路へ。宿をでてすぐピーターに遭遇、ちょうど出発するところだったので、3人で一緒に町の出口へ向かいます。

早速足場の悪い道が続きます。私たちはゆっくり歩くので、ピーターには先に行ってもらいました。

朝の山、空気がとても気持ち良い。そしてやっぱりここにも牛さんたち。

しばらく進むとマリエ&ジョンに追いつきました。ユミコさんの声がするなぁと思ったら、案の定、2人と一緒に歩いていました。彼女は昨日ひとつ前の町に宿泊していたはずなので、私たちよりうんと早くに出発したのでしょう。そして彼女は歩くのが早いのでどんどん先に進みます。私たちもマリエ&ジョンを抜いて先へ。

 

山稜から太陽がでてきたので、少し立ち止まって眺めます。

山の向こう側にマリエ&ジョンを発見!お互いに写真を撮りあう私たち。ウォーリーを探せみたいになってます。

気を抜いたら足をグネリそうな下り道が続きます。

慎重に歩くわたしたち。(後方よりマリエさんが撮影。)

先を歩いているユミコさんより着電。「どこかで帽子を落としてしまったので見つけたら拾ってきて〜」とのこと。見つかるかな〜と話してたら、道の先にポツンと落ちている帽子を発見!無事に確保です。笑

今日も今日とて、道端の小さな植物を楽しみながら歩きます。

せっせとくだり続けていたら、ようやく町の気配がしてきました。昨日から続いてた下山コースがようやく終わりそうです。

モリーナセカで優雅に川沿いモーニング

9時前に、最初の町Molinasecaに到着。出発から2時間近くひたすら下山していたのですね。町に入り、綺麗な橋を渡り、休憩できそうなカフェを探します。

せっかくなので川沿いの眺望抜群のレストランに入ろうとするも、9時オープンとのこと。少し待ってオープンと同時に入店。レジでメニューを見せてもらうも、朝食にはいまいちな感じ(お値段お高め、フレッシュジュースも無い)。ということで、ごめんなさいをして朝食メニューが豊富だった隣のカフェへ移動。無事にテラス席に落ち着き、優雅にモーニングタイム。

腹ごしらえをして再出発。モリーナセカも可愛い町。ゆっくり滞在できないのが残念だけど、石像に見送られて先へ進みます。

ここからはそこまでアップダウンはなく、車道沿いの道を進みます。

住宅街では、この家好き!この家大きすぎない?!こんな家に住みたい〜!などと住宅見学をしながら進みます。ポンフェラーダにだいぶ近づいてきたあたりで道が二手に分かれていました。迷ったけど左を選択。

炎天下、日陰が少なくてめちゃくちゃ暑い・・・。小さな町を通過。ここでまたカメレオンみたいな大きなトカゲを目撃。ここにいたよ!と壁沿いを見つめていたら家の敷地から気性の荒そうな大型犬が吠えついてきました。急に現れたので、ぅわぁ!とビビる私たち。柵があるから襲ってこないんだけどね、ビクッとしてしまいました。笑

ひらけたエリアに出ると、遠くにポンフェラーダの町が見えてきました。さて、あとどれくらいで到着するのでしょう。カミーノあるあるで、町が見えてからたどり着くまでがとにかく長いのです。特に何もないこの草原、もともとは何かの工場だったのかな?という跡がちらほら。新しく植木もしていたので、数年後には木陰ができているんだろうな。

Ponferrada到着

12時前に本日の目的地ポンフェラーダに到着です。早速、立派な建物が目に飛び込んできました。ロステンプラリオス城です。

まずはユミコさんに帽子を渡します。ユミコさんは一番最初に通過するカフェのテラス席で手を振って待っていました。無事に帽子を渡してバイバイし、アルベルゲへ向かいます。ポンフェラーダは思っていたよりも大きな町でした。しばらく歩いてようやくアルベルゲに到着。がしかし、チェックインは14時からでした。まだ12時、ショック。せっかくここまで歩いてきたので明日からのアレコレを確認するために、駅へ向かいます。というのも、ジギは足の痛みが不安なため、明日ここからサリアまで電車で移動することに決めたからです。そして私も明日の朝、一部分バスを使うことにしていたので、電車&バス情報を尋ねにいきました。優しい駅員さんが丁寧に教えてくれました。一安心し、再びロステンプラリオス城へ戻ります。今日は水曜日で入場料が無料と聞いたので、見学するためです。

とても広く立派なお城でした。ゆっくり見たいところだけど、なんせ疲労&暑さでバテてしまい、ささっと見学して終了です。外に出て、お城を眺めながらお昼休憩。今日はビールをやめて、ガスパチョを注文。冷たいしビタミンを取れるし最高です。ガスパチョはスープ皿ではなくワイングラスで出てきました。おしゃれ!(トルティーヤの味はいまいちだった。)

チェックイン時間になったのでアルベルゲへ。無事チェックインし、シャワーを浴びベッドで休憩。今夜は宿でのんびり過ごそうということになり、ジギとスーパーへ。ガッツリ食べる気分ではなかったのでサラダとフルーツを購入。

ジギとは明日の朝でお別れです。寂しすぎる・・・。最後の夜ということで、ふたりで乾杯。また必ず会おうと約束をしました。

 

今日の費用 42.19ユーロ

(内訳)

  • バックパックサービス:6
  • トマトトースト・コーヒー:4
  • トルティーヤ・ガスパッチョ:6.6
  • スーパー:10.59
  • 宿:15