【24日目】はじめてのシーリングスタンプ(〜Rabanal del Camino)

スペイン巡礼

2025年5月26日(月) 天気:晴れ

歩いた距離:19.8㎞

how many things we miss because we are afraid of missing

5:45起床。

大部屋なので早朝からゴソゴソ準備して出ていく人たちの気配を感じながら目がさめる。びっくりしたのが、私が起きた時点で二段ベッドの下の男性がもういなかったこと。起きて出ていく気配を全く感じさせずに出発したようです。ありがたい。私もベッドから降りて荷物を外に出して準備を進めます。部屋の宿泊者のうち半分くらいは起きている様子。廊下でジギとバックパック発送の確認をしたりストレッチをしたり。ピーターも起きて来て、皆起きるの早すぎるよ〜とボヤいていました。準備が整い、ジギと一緒に6:30に出発。

宿の外にでると綺麗な朝焼けが目に飛び込んできました。

まだ薄暗い中、アストルガの町を通り抜けます。昨日見学したアストルガ大聖堂の前を通って町の出口へ向かいます。

かわいい壁。

町を出てからしばらくは車道沿いの道を歩きます。ほぼフラットな道をひたすら進みます。

 

少し歩くと小さな教会があり、ドアが開いていたので立ち寄りました。教会を出て再び歩き続けます。

車道沿いから徐々に側道に入っていきます。ほんのり登り坂が続きます。道沿いにはラベンダーとタイムがたくさん生えていました。ジギは草花に詳しいので、これは〇〇だよ、となんでも教えてくれて楽しい。

しばらく進むと次の町の入り口がみえてきました。アートな門をくぐり抜けます。

町に入ると早速バルを発見。8:30過ぎだったので、ここで朝ごはん休憩をとることに。

外に座っているとピーターが追いついてきました。アストルガでコーヒーを飲んでからきたようで、ここでは休憩しないそう。少ししゃべってから先に進んで行きました。ピーターはいつ会っても元気です。そして歩くのが速い!

休憩を終え、先へ進みます。この町の壁には様々な名言が飾ってありました。パウロ・コエーリョの言葉もありました。

”how many things we miss because we are afraid of missing”(見逃すことを恐れて、どれだけのことを見逃しているのか)

深いですね。変化や失敗を恐れて行動しないでいると、その先にある新しい出会いや気づきを逃すことになるかもしれない。巡礼という新たな挑戦をしている私たちにとって、とても励ましになる、心に響く言葉でした。

ひたすら続く1本道

町を出ると再び車道沿いの長い道が続きます。車道を駆け抜けていく自転車の巡礼者たち。まっすぐ続く道で、とても気持ちよさそうです。私たちは牧場沿いの歩道を進みます。

たくさんの牛があらわれました。かわいい。

ひたすら続く1本道。牛と花を眺めながら進んでゆきます。途中でエレンに再会しました。エステーリャで飲んだぶり?!

しばらくすると人だかりを発見。近づくと、シーリングスタンプ待ちの列でした。列にはピーターの姿も。私たちも並んで押してもらうことにしました。好きな柄を選択ができ、カラーはその人のイメージで作るとのこと。それぞれ違うデザイン、カラーなので互いに見せ合い盛り上がります。私はこんな感じに仕上がりました。制作者の横にはワンちゃんが付き添っていました。こうしたシーリングスタンプのポイントは、出店のような形でたまに出現します。私は歩き始めてからまだ出会ったことがなかったので、はじめてゲットできてちょっと嬉しくなりました。

おしゃれスタンプを押してもらいホクホクした気持ちで歩き再会。道中、手書きタイプの距離標識や壁の小さな貝のイラストを見つけながら楽しく歩いてゆきます。

小さな町を通過し、再び道路沿いを歩きます。

途中でお腹が減ったのでバナナを食べながら歩きました。

最後に上り坂に突入。山道を進みます。明日通過するクルスデフェロに向かって、徐々に山を登りはじめる気配を感じます。

よくみたら枝でつくったクロスがたくさん。

山を抜けると町が見えてきました。

Rabanal del Camino到着

12:30に本日の目的地ラバナル・デル・カミーノに到着です。多くの人が次の町まで歩きますが、私たちはここでストップ。明日はアップダウンがあるので足を休めます。

山の麓の小さなかわいい町。早速アルベルゲを見つけてチェックイン。二段ベッドが2セットずつ横並びになっている大部屋でした。ベッドとベッドがくっついているので、寝返りをうったら横のベッドの人と目が合いそうです。早めの到着でまだベッドを選択できたので、壁沿いの独立したベッドをセレクト。通路を挟んで横にベッドがあるので横の人と目が合うことはなさそうです。ほっ。

荷物をおいて町散策へ。夜ご飯を食べられるレストランは2箇所、両方のメニューをチェックし目星をつけます。その後小さなスーパーマーケットへ。ビールとチップスをゲットし、宿の庭でのんびり休憩。

シャワーと洗濯をすませ夕食までの時間を自由に過ごします。もちろん足のアイシングもしっかりと。う〜ん、まだスネが腫れてる。ひどくなりませんように…。

庭で過ごしているとなんと日本人2人に遭遇しました。1人は昨日のアルベルゲで出会ったユミコさん、今夜も同じ宿でした。もう一人は初めましてのマリエさん。話してみると地元が近くてびっくり。テンションがあがります。

明日からの行程を見直したり、家族と電話したりしていたら夕食の時間に。ジギとレストランへ向かいます。ピルグリノメニューを食べるほどの気分でもなかったのでプレートのメニューがあるレストランにしました。私は豚肉のメニューをセレクト。しょっぱくていまいちでした。ワインで流し込み完食。これならアルベルゲのバルでバーガーの方がよかったかも〜。まぁテラス席で太陽を浴びながら気持ち良い時間を過ごせたのでよしとしよう。

部屋に戻り、明日にむけて早めに就寝しました。

 

今日の費用 37.1ユーロ

(内訳)

  • バックパックサービス:6
  • トルティーヤ・コーヒー:5
  • スタンプ:寄付
  • ビール・チップス・水:3.2
  • 夜ごはん・ワイン:12.9
  • 宿:10