2025年5月21日(水) 天気:晴れ
電車に乗った距離:55㎞
電車に乗って大都市レオンへ!
6:30起床。
朝食はドネーションスタイルだったので、寄付をして少しいただきました。
食堂の壁に世界地図を発見。巡礼者の出身地にピンをしていたので私も参加。こうやってみると韓国からの巡礼者が多いことがわかりますね。

今日は電車移動のためジギと一緒に駅に向かいます。到着するとホームには巡礼者がたくさん。バス同様に、乗客の大半は巡礼者のようです。そして皆どこかを痛めている様子。

ジギが持ち歩いていたドイツ語版カミーノガイドブック。とてもわかりやすいのでよく見せてもらっていました。レオンから先どうする〜と計画を練りながら電車を待ちました。定刻通りやってきた電車に乗車、あっという間にレオンに到着です。
León到着
9:20にレオン到着。
顔馴染みにも何人か遭遇しました。聞くと皆メセタを少しスキップしたとのこと。日程がずれると遭遇するメンバーが入れ替わるかなぁと寂しく感じていましたが、少し安心しました。
駅をでると早速ライオンがお出迎え。レオンって感じがしますね。この町はこれまでで一番大きな都市なので、少し気分があがります。

駅から中心部へ向かって歩いていきます。朝なので人通りも少なめ、色々なお店があるなぁとチェックしながら進みます。しばらくすると広場にでました。そして迫力ある大聖堂が目の前に!

宿のチェックインまで時間があるので朝食をとることに。朝食はアルベルゲでも少し食べたんだけど…時間もあることだし2回目の朝食です。せっかくなので大聖堂が見えるテラス席のあるカフェ(ド観光地エリア)をセレクト。ボリュームたっぷりのクロワッサンサンドをいただきました。

ジギも私もレオンで2泊予定。彼女は今回一番良いホテルをここレオンで予約しているとのこと。大聖堂の目の前だそうです。いいなぁ。私も休息のため、アルベルゲではなく一人部屋を予約していました。オーナーに連絡すると10:45にチェックインOKと言われたので、ジギと一旦別れてそれぞれ宿へ向かいます。
予約していた部屋は大聖堂から徒歩5分ほどの便利な場所にありました。指示通りに部屋に向かい、いざ鍵を開けようとするも、あかない。なんで!?ひとりキョロキョロ挙動不振、何度もトライするけど鍵があかない、というか鍵が回りません。さっさと諦めてオーナーに連絡すると、すぐに来てくれました。オーナーが鍵を回しても開きません。するとドアをドンドンし始めました。ん?中に誰かいるってこと?よくわからぬ間にドアがあき、中から上半身裸の寝起きのオジさんが出て来ました。ここでようやく理解しました。どうやら私が予約した部屋、シェアルームだったようです。オジさんがドアの内側から鍵を差したままにしていたようで、外側から鍵が回らなくなっていたそうです。一人でのんびりする予定だったのでシェアルームと分かり少しがっかり。とはいえ、ベッドルームとシャワー・トイレは一人で使えるので十分贅沢です。オーナーが帰ってしまい、オジさんとふたりきり。寝起きで不機嫌?少し気まずいので挨拶をしてさっさと部屋へ入りました。
部屋で一息ついてからジギと待ち合わせをしてもう一度街へ。
まずは薬局へむかいます。私は痛み止めがなくなってしまったので薬を購入したかったのと、ジギは足首のサポーターが欲しかったためです。街にはいくつか薬局がありましたが、老舗の店構えに惹かれてこちらの薬局へ。

中もとても雰囲気のある薬局でした。

症状を相談し、それぞれお目当のものをゲット。私はイブプロフェンを購入、持っていた着圧ソックス(サアグンのアルベルゲでいただいたもの)は、夜寝るときにははずしたほうが良いと教えてもらいました。イブプロフェンの服用方法は看護師のジギも指導してくれました。とにかく今はしっかり薬を飲み続けた方が良いそうです。
続いて、ジギがインソールを変えるべきかプロに相談したいということで、街散策をしながらスポーツショップへ。

細い路地にスポーツショップを発見。巡礼者用のグッズがたくさん。私がこの旅で愛用しているinjinjiの靴下も色々な種類が売っていました。

ちなみに私は靴下2枚履きで毎日歩いていたのですが、特にこのinjinjiのインナーソックスが最高でした。
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早速ジギが店員さんに現状を相談するも、かえってきた答えは「靴もインソールも靴下も何も問題はない、ただあなたたちには休憩が必要だ」という指摘でした。カミーノ初心者は1週間に1日は無理やり休息日を作らないといけないそうです。歩けるからと歩き続けると足を痛めてしまう、最初の1週間で休息日を作るべきだったと言われてしまいました。おっしゃるとおりです。調子に乗って歩きすぎました。次回カミーノにトライする際は必ずそうします!
ということで特に何も買わずに町ブラ続行です。休息が必要と言われながらも、観光のため歩き回ってしまう私たち。足が痛まないようゆっくり歩きます。途中で見つけたお土産やさんで自分用にかわいい小物入れとキーホルダーを購入。小物入れはジギとお揃いです。

楽しい彫刻がたくさん。

ガウディさんもいました。

市場があったので覗き見。どうしてもフルーツが食べたかったので、市場でオレンジ・キウイ・モモを購入。キウイとモモは高かったけど欲望のままに。

小腹が減ったのでバルを探しにサン・マルティン広場へ。

地元民が入っていそうな少し薄暗いバルへ入ってみました。カウンターではなくテーブル席で軽く食事をすることに。メニューをもらうもよくわからず、適当に注文。ネギとツナを煮込んだ冷製サラダでした。美味しかった!

ここで一旦ジギとバイバイし、それぞれ部屋で休むことに。私はスーパーに寄ってから部屋へ戻りました。部屋に洗濯機があったので洗濯をしてからお昼寝タイムに突入です。
今回のお部屋はこんな感じ。キッチンのみ共用です。

ジギから連絡があり、アンがレオンに到着したので待ち合わせをして大聖堂の見学へ行くよ、一緒にどう?とのこと。あとで合流すると返事をして、まずは気になっていたサン・イシドロ教会へ。ミュージアムは見学できない時間だったので、教会だけ見学しました。

レオン大聖堂
サン・イシドロ教会を後にして、レオン大聖堂へ。中で無事にジギたちに合流できました。ここまでひとりで歩いていたアン。レオンからは姉妹で歩く予定にしていて、お姉さんのボニーも合流していました。ということで、4人で大聖堂を見学しました。



とても綺麗で立派な大聖堂でした。特に壁一面のステンドグラスはとても美しかったです。
大聖堂の見学を終え、4人でバルへ。アンたちは疲れていたのでサクッと食べて解散することに。ボニーは今日アメリカから到着したので時差もあるようです。再会を祝して乾杯!アンはメセタの長い道をひとりで歩ききったので、その話を聞きながら楽しい時間を過ごしました。

皆と別れてそれぞれ宿へ。ちなみにアンとボニーはレオンでパラドールに宿泊していました。部屋の動画を見せてもらったけど、とても素敵な空間でした。うらやましすぎる!私もいつかはパラドールへ宿泊したい!と夢をふくらませました。
部屋に戻ると横の部屋のオジさんが缶ビールを飲んでいたので改めてご挨拶。話してみるととても良い方で、カートを引いて巡礼しているドイツ人でした。カミーノは4回目。ポルトガル人の道も歩いたそうで、「景色は最高だけどずっと海沿いで風がとても強い。最後に道が2つに分かれるけど、そこは内陸の道を選んだ方がいいよ。」など色々お話してくれました。そして、レオンから先の分かれ道については、「絶対に左がおすすめ!」と教えてくれました。
彼はこの部屋に2泊目で、昨晩は明け方まで飲んでいたそうです。今朝私が到着したときはぐっすり眠っていて、彼もまさかここがシェアルームだとは思っておらず、自分ひとりだと思い込んでドアの内側から鍵をさしたままにしてしまったそう。私もシェアルームだと思っていなかったと話し、あの説明文じゃわからないよね、とふたりで文句をいってすっきり。笑「シェアルームだとは知らなくて驚いたけど君でよかったよ!昨日は僕ひとりだったんだ。僕は明日の朝には出るから、明日は君ひとりなんじゃない?ここも全部君のものだよ!」と言ってくれました。本当にそうだといいなぁ!
足はまだ痛い。明日ものんびり過ごして様子をみます。
(内訳)
- 朝食(ドネーション):寄付
- クロワッサンサンドイッチとコーヒー:6.5
- お土産:7.5
- オレンジ・キウイ・桃:4.46
- レモネード・ネギとツナのサラダ:10
- ヨーグルト・ヘーゼルナッツミルク:2.98
- レオン大聖堂:7
- ビールとタパス:4.5
- 宿(2泊分): 94


