2025年5月2日(金) 天気:晴れ→曇り/小雨
ParisからSaint-Jean-Pied-de-Portへ
いよいよ巡礼旅のスタートです。
まずはパリから旅の出発地であるサンジャンピエドポー(SJPP)へ向かいます。
モンパルナスからバイヨンヌまでTGVで移動、そこからTERに乗り換えです。
- 10:07モンパルナス発→14:03バイヨンヌ着
- 14:24バイヨンヌ発→15:25サンジャンピエドポー着
電車のチケットはsncfのWEBサイトから直接購入しました。私は約1ヶ月前に購入して€152(2nd class)でした。もう1本早い早朝発の電車が一番安かったのですが、当日朝のモンパルナスまでの移動時間の都合もあり10時台を選択しました。夜に到着する電車もありましたが、到着後に巡礼事務所へ行き観光もしたかったので、夕方までには到着したいと考えていました。電車の遅延やキャンセルのリスクもあったので、遅い時間に到着する電車は避けようとも考えていました。10時台の出発にして丁度良かったです。
モンパルナス駅の電子掲示板に各電車の出発ホーム情報がのっているので、確認してホームへ。ホームにいる駅員さんにスマホで予約のQRコードを提示し乗車。
座席は客車真ん中の向かい合っている4人席でした。机があり、充電用の電源もあるので快適。
食堂車で飲食物を購入することもできます。私はおにぎり持参🍙
途中でボルドーの駅も通過して…(いつか行ってみたい)
(
予定通りバイヨンヌに到着。SJPP行き電車へ乗り換えのため、ホームを移動します。
乗り換え方法が分からず間違えて一度駅の外に出てしまったのですが、周りを見渡しても駅はここのみ。もう一度戻ってよくみたら電子掲示板に次の電車の情報が出ていました。
ホーム番号も掲示されていたのでそのホームまで向かうと、既に電車が停まっていました。
SJPP行きの車内には、同じようなバックパックを背負った人がたくさん。
皆歩くんだろうなぁと思いつつ、まだ話しかける勇気はなくキョロキョロ。
座席はほとんど埋まっていたので立っていようかと思ったら、ひとりの女性が「ここ空いているよ、どうぞ!」と声をかけてくれました。
フロリダから来たというファミリーで、夫婦2組と息子1人の5人グループ。
「あなたも歩くの?」「どこから来たの?」「ひとり?」「あなたなら歩ける!」「貴重品には気をつけるのよ」と、とても優しく話してくれました。
どちらの家族も犬を飼っているということで、私を含めて犬好き同士、自分の犬の写真を見せ合いワイワイとおしゃべり。あっという間にSJPPに到着。偶然にも翌日は同じ宿に宿泊予定ということもわかり、また会えるね!といったん駅でお別れをしました。
Saint-Jean-Pied-de-Portに到着
駅に到着すると、多くの人が駅舎や駅名をバックに記念撮影をし始めました。私も少し写真を撮ってから、駅から街まで皆が歩く方向へついて歩いていきました。一応グーグルマップで調べながら歩いたけれど、ほぼほぼ全員同じ目的地に向かっているので流れに乗っていけば自動的に到着します。
駅を出てすぐに小さなスーパーマーケットを発見、後で水を買いにこようと目星をつけておく。
電車から降りた人たちで混みそうだったので、宿へチェックインするよりも先に巡礼事務所へ直行。直行して正解でした。既にドアの外に行列ができていたけど、私の後ろには更に人が増えていきます。雨も降ってきたので、前の方に並んでいたことですぐに室内に入れたので助かりました。
待っている間にWEB登録できる内容をスマホで登録。(QRコードが壁に貼ってあった。)
事務所のスタッフは、英語やフランス語など、使える言語ごとに担当が分かれている様子。皆さん、自分のデスクに自分が使える言語を手書きで掲示しています。私は英語OKな男性スタッフから説明を受けました。
サンティアゴまでのモデル行程表と各ルートの高低差の情報が乗った資料をいただき、注意事項(後にこの注意事項を忘れて危険ゾーンを歩くことになる)を聞いて、クレデンシャルに記念すべき最初のスタンプを押していただきました。
日本のクレデンシャルを出すと、「みんな見てみろ!これは日本の巡礼手帳だ!クールだぜ!」と、後ろに並ぶ人たちに私のクレデンシャルを掲げていました。(日本のクレデンシャルは、この後も色々な人に「なんて綺麗なんだ!」と感激されました。)
どこの国から来たのか聞かれるのですが、この受付デスクでは本日1人目の日本人とのこと!Japonに印が入り、なんとなく嬉しくなりました。
最後に、事務所の奥にドネーションの貝殻が置いてあるよと教えていただき、バックパックにつけるためひとつ選んで寄付をしました。
無事に事務所で登録が終わったので、次は本日宿泊予定の宿へ。
初日のアルベルゲはBooking.comで事前に予約していたLa vita e bella。
チェックインを済ませて2階の部屋へ案内していただきました。窓際のベッド、下側をゲット。
カバンは階下のロッカーに入れて、部屋には持ち込めないスタイル(害虫侵入予防のため)。必要なものをボックスに入れてベッドサイドへ持ち込みます。少し不便だったけど清潔な環境だったので満足。
雨もやんできたので、宿で翌日の朝食を予約してから街の散策へでかけました。
城壁があり、小さいけれどとても美しい街でした。少し登ると景色が見渡せます。
巡礼事務所の前を通るとまだ長い列が!
水を買うべく、先ほど目をつけていた駅前のスーパーまで歩いて行き、水とバナナを購入。
(案の定、街の中で販売している水は高かった。)
街にはレストランもたくさんあったけど、そこまでお腹がすいていなかったし、お値段もそれなりにしたので、お昼の残りのバナナブレッドとバナナを夕食代わりに外でいただく。バナナ✖️バナナという組み合わせになったけど、好きなのでよしとする。
小雨が降ったりやんだりの曇り空の中、もう少し街を散策。
結構急な坂道なので、翌日に向けたトレーニングだと思ってテクテク歩く。
翌日の出発ルートを確認してから、通りにあったカヌレ屋さんでカヌレを2つ購入、おやつにいただく。
城壁に沿ってくるっと回ってみる。
散策を終え、宿へ戻り、早めにシャワーを浴びてベッドメイキング。
隣のベッドのブラジル人女性とコミュニケーションを図るも、ポルトガル語オンリーでうまくいかず。彼女は2回目のカミーノだということだけ何とか理解できました。
1階に降りるとアジア人がひとり。声をかけると台湾から来たという男性でした。簡単に挨拶をして、ベッドに戻る。
今日は移動もあり疲れていたので、明日に備えて9:30頃に就寝しました。
(内訳)
- 電車:152
- 宿:21.16
- 水とバナナ:0.64
- カヌレ2個:1.8
- 貝殻:寄付